「プロフェッショナル 仕事の流儀」──左官職人の仕事に感銘を受けました Part.2
2018年8月23日
トレジャーホーム代表の池村です。前回に続いてNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に登場した左官職人・久住有生さんのお話です。
東京・六本木にオープンするベーカリーのオーナーから、お店の雰囲気に合わせて古びた風合いを漂わせる壁を作ってほしいという依頼を受け、久住さんは難題に取り組むことになります。真新しいセメントの壁に古びた雰囲気を出すのは簡単なことではないのです。
久住さんは試行錯誤を重ねながら、なんとか古びた風合いを自然に出すことに成功します。
しかし、仕上げの段階で施主さんから「もう少しザラつきを抑えてほしい」という要望を受けます。すでに乾燥が始まっているため時間がなく、この段階からザラつきを抑えるのは至難の技です。10人の職人による総掛かりでの大修正となりますが、番組では笑顔で作業に取りかかる久住さんをクローズアップします。なぜ、困難な状況でも笑顔で立ち向かえるのでしょうか。
「愛されてこそ、壁は生きる。どれだけいい壁を作っても、愛されなければ大切にはしてもらえない」と久住さんは語ります。「ゆえに久住は、使う人に徹頭徹尾寄り添う」とナレーションを挟んで、久住さんの言葉が続きます。
「人が大事に扱ってくれるように手間暇かけて、そこに思いを乗せて、ちゃんと物を作る。 それをすれば、頼んでくれた人たちも、次の代に『またちゃんと残してほしい』って伝えていってくれる。いい物として残っていくんだなと思う」。
壁について語った言葉ですが、私は壁を「家」に置き換えて聞いていました。
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